カメラ初心者こそ単焦点レンズが断然おすすめ?ズームレンズにはない圧倒的な魅力とは。

カメラ初心者こそ単焦点レンズが断然おすすめ?ズームレンズにはない圧倒的な魅力とは。

生まれて初めてちょっと良いカメラ、ミラーレス一眼カメラを購入した私。カメラ本体を手にすれば、レンズにも興味が湧いてしまうのは最早自然の摂理。

「写真はレンズで決まる」なんて先人も言っています。だからこそ、どのレンズを買えばいいのかめっちゃ迷います。値段も結構お高いですからねぇ。

色々調べてると「単焦点レンズ」という存在がある事を知りました。

単焦点レンズって何?

単焦点レンズとは端的に言えば「ズームがきかないレンズ」のことです。

一般的にカメラで写真を撮る時に、ズーム機能を使うというのは当たり前というイメージがありますよね。自分はそうでした。
単焦点レンズはそのズーム機能がなくて、焦点距離が最初から固定されているレンズの事です。

何でズームレンズではなく単焦点なの?

何でそんな不便なレンズをわざわざ使うの?と思われがちです。でも単焦点レンズには、ズームレンズにはないメリットが沢山あるのです。

サイズが比較的小さく、軽い

これ、自分にとってめちゃくちゃ重要でした。ただでさえ大きい一眼レフカメラ。レンズまで重量級だと、気軽に外に連れ出せなくなります。
旅先は勿論、軽いお出かけにも持っていきたかった自分には、単焦点の持つ「コンパクトかつ軽量である」は、かなり重要なポイントなのです。

同時期に購入した「スタビライザー」との相性もバッチリ。というのも理由の一つです。

質を落とさずに明るく撮れる

明るく撮れるというのは、具体的に言うと「解放F値を小さく撮れる」という事です。ズームレンズよりも比較的F値を小さく設定できる単焦点レンズ。

F値が小さいと、綺麗に背景ボケを出せる、暗い場所でも質を落とさずに明るく撮れるという大きなアドバンテージを有する事が出来ます。

誰でも簡単に綺麗なボケ感が出せる

背景がボケた写真ってそれだけで一気にプロっぽい写真になりますよね。インスタに投稿する写真も、ボケ感があるだけで、普通に撮影した写真とは一味違う印象を与える事が出来ます。

この強いボケ感を出すには「F値が小さい」という条件が必要です。ズームレンズよりもF値が小さい単焦点レンズは、ボケ感にも差が出るのです。

勿論ボケのないクリアな写真も撮影できるので、イメージに合わせてボケ量をコントロールする事が出来ます。

ズームに頼らない撮影技法が身につく

ズーム機能は非常に便利です。それ故に私のような初心者は、どうしてもそればっかりに頼り切ってしまいます。

焦点距離が固定されている単焦点レンズは、自らが動いて構図を決めていく必要があります。この工程が、被写体との距離感をつかむ、非常に良い練習になります。
沢山の構図を試行錯誤して撮影していくうちに、自分の中の構図の引き出しがどんどん増えていく実感が持てます。

単焦点レンズは新しい発見の連続です。 単焦点レンズは写真を撮る楽しさを、私に教えてくれました。

自分の使い方によってどちらでも

カメラの使い方は人それぞれです。私個人のオススメは単焦点レンズですが、使用目的によってはズームレンズを選択しても全く問題無いです。

私の場合は出来るだけ「軽量化」を意識してどこにでも持っていける存在にしたかったのと、暗い場所でも綺麗に明るく撮影できる「小さいF値」が欲しかった。この2点が、ズームレンズより単焦点レンズの方が優れていたので、私は単焦点レンズを選びました。

私が選んだのは35mmと85mmの単焦点レンズ

ちなみに私が最初に購入した単焦点レンズは35mmの単焦点レンズ。その後、めちゃくちゃ悩みに悩みまくって手にしたのが85mmの単焦点レンズでした。

なぜ35mmと85mmを選んだのかは、後日別記事でご説明致します。